Eclipse CDTの適用 (2009/01 更新)

 

LEGO MINDSTORMS NXTのプログラム開発に汎用プログラミング言語を使用するメリットの一つとして、Web等で入手できる多数の汎用プログラミング言語用開発成果物の利用が挙げられます。nxtOSEKのインストールおよびプログラムアップロードが正しくおこなえていれば、nxtOSEKを使用したプログラムの開発、ビルド、アップロードという作業をEclipse CDT上からおこなえるようになります。

ステップ 1: Eclipse CDTのインストール

  • Eclipse およびEclipse CDT をダウンロードします(Eclipse 3.2 と CDT 3.1.1の組み合わせでのみ動作確認済み)
  • Eclipse CDTの入手およびインストール方法については、Web上または雑誌等で多数紹介されていますので参考にしてください

ステップ 2: cygwin\binディレクトリをWindows環境変数のパスに登録します

ステップ 3: プロジェクトの作成

  • Eclipseを起動します
  • メニュのFile -> New -> Standard Make C Project (C言語) / Standard Make C++ Project (C++言語)を選択します

  • プロジェクト例として、ここではHelloWorldサンプルを選択します

  • メニュのProject -> Build Allを選択すると、ビルドが実行されます

  • 既存プロジェクトに新規Cソースファイルを追加した場合は、Makefileに新規Cソースファイルを追加します

ステップ 4: プログラムのアップロード

  • メニュのRun->External Tools->External Toolsを選択します

  • External Toolsダイアログ上のProgramを選択し、Newメニュアイコンを選択します

  • External toolsメニュにnxtOSEKアプリケーションの拡張NXTファームウェアを使用したアップロード機能を設定するには:
    - rxeflashをName: に設定する
    - Browse File System...ボタンを選択し、Location: として...cygwin\bin\bash.exeを選択する
    - Variables...ボタンを選択し、${project_loc}をWorking Directory: に設定する
    - ./rxeflash.sh をArguments: に設定する
    その後、Runボタンを選択します。設定が正しくおこなえていれば、nxtOSEKアプリケーションの拡張NXTファームウェアを使用したアップロードがEclipse環境からおこなえるようになります。 External Tools設定は最初の一回目のみ必要となります。

  • External toolsメニュにNXT BIOS自体のアップロード機能を設定するには:
    - biosflashをName: に設定する
    - Browse File System...ボタンを選択し、Location: として...cygwin\bin\bash.exeを選択する
    - Variables...ボタンを選択し、${project_loc}をWorking Directory: に設定する
    - ./biosflash.sh をArguments: に設定する
    その後、Runボタンを選択します。設定が正しくおこなえていれば、NXT BIOSのアップロードがEclipse環境からおこなえるようになります。 External Tools設定は最初の一回目のみ必要となります。

  • External toolsメニュにnxtOSEKアプリケーションのNXT BIOSを使用したアップロード機能を設定するには:
    - appflashをName: に設定する
    - Browse File System...ボタンを選択し、Location: として...cygwin\bin\bash.exeを選択する
    - Variables...ボタンを選択し、${project_loc}をWorking Directory: に設定する
    - ./appflash.sh をArguments: に設定する
    その後、Runボタンを選択します。設定が正しくおこなえていれば、nxtOSEKアプリケーションのNXT BIOSを使用したアップロードがEclipse環境からおこなえるようになります。 External Tools設定は最初の一回目のみ必要となります。

  • External toolsメニュにnxtOSEKアプリケーションのファームウェア無しでのアップロード機能を設定するには:
    - rambootをName: に設定する
    - Browse File System...ボタンを選択し、Location: として...cygwin\binbash.exeを選択する
    - Variables...ボタンを選択し、${project_loc}をWorking Directory: に設定する
    - ./ramboot.sh をArguments: に設定する
    その後、Runボタンを選択します。設定が正しくおこなえていれば、nxtOSEKアプリケーションのファームウェア無しでのアップロードがEclipse環境からおこなえるようになります。 External Tools設定は最初の一回目のみ必要となります。

  • 更にOrganize Favorites...でExtenal Toolsメニュの登録をおこなうことで、次回からはRun->External Tools->biosflash/appflash/rambootのいずれかを選択することで、プログラムアップロードが実行できます。

 

 

 

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